先輩看護師としての辛さ:看護師のお仕事!

先輩看護師としての辛さ

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辛かった看護師1年目もどうにか無事に終り、2年目、3年目と年数を経るうちに、私もいつのまにか後輩看護師を教える立場になっていった。
そう、自分がプリセプターをやる立場になっていったのだ。

 

“いつまでも新人ナースでいたい”と思うナースも多いらしいが、私は後輩看護師が入ってくるのをひそかに楽しみにしていた。
なぜなら先輩看護師たちの怒る対象が私からさらに下の1年目になるだろうから。

 

そしてその予感は的中し、2年目・3年目・4年目になるにつれ、先輩看護師たちの厳しい指導も私から下の子たちへと移っていったのである。

 

しかし、これは良いことばかりではなかった。
1年目の時のように気軽にわからないことを聞けない立場になっていったのである。
1年目の時によく先輩看護師から「今のうちだけだよ、色々聞けるのは」と何度も言われたが、看護師としての経験年数が上がるにつれ、切実にそのことを実感していくのであった。

 

特に最後の4年目には、その思いは顕著であった。
4年目となると私たちの病棟では中堅クラスにあたる。
私たちの年代が核となって後輩看護師たちを指導していかなければならないのだ。
プライドもあるし先輩看護師としてきちんと勉強しなければならないという責任もあるため、1年目みたいに簡単に「これわかりません」とは言えなくなるのだ。

 

こうして私は、長年働いているベテランクラスの先輩看護師に怒られる1年生の脇で、耳をダンボにして怒られている内容を聞いて、自分が知らない知識であったりすると「ふんふん、なるほど。
私も覚えておかなきゃ」などと姑息なことをしている情けない先輩看護師になっていたのであった。

 

こう考えると、1年目の新人ナースに声を大にしてアドバイスしたい。
甘えられるうちはどんどん質問して、先輩看護師たちの知識を盗もう!!

 

もちろんそう簡単には教えてくれない先輩看護師も多いけど、10聞くうちの1つや2つは返ってくるだろうから、どんどん質問しておこう。
そのうち聞けなくなってしまうから。
それにすぐに答えを教えてくれない先輩看護師は、もしかしたらその先輩看護師もそのことを知らないのかもしれない。
なぜなら私がそうだったから。

 

後輩看護師に聞かれて答えにつまるとよく「自分でもう一度よく調べてきて」などとその場を逃げていた私であった(こんなことをするのは私だけ?)。
そして陰でこっそり調べる。
ということは、質問するということは新人ナースにとっても先輩ナースにとってもプラスのことなのだ。
だから積極的に先輩看護師に質問するようにしよう!

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