いよいよ病棟勤務

いよいよ病棟勤務

そして、次の日から実際に病棟に行って勤務が始まった。
最初の日は、スタッフへの紹介と病棟説明から始まった。
病棟に行ってわかったのだが、私と同じ病棟に配属された看護師は、私を含め8人だった。
中には男の子も一人いた。

 

まず、新人看護師だけ集められ、とりあえず自己紹介をした。
ここで初めてわかったのだが、この8人の中で看護大学を出ていないのは私だけだった。
私は一般大学を出ているものの、看護は専門学校だった。
保健師の学校も出ているが、これも専門学校だ。
いくら学歴ではないといっても、自分だけ看護大学を出ていないということはちょっとショックでもあった。
まあ今更言っても仕方ないか。
その分がんばるしかない。
それにしても、看護の世界も大学化が著しいなと実感したのであった。

 

聴診器

 

8人の中には、私のように一般大学を出てOLをしてから看護師になった人が私以外に2人もいた。
年も私と近い(私よりさらにいくつか年上だった)。
同じような境遇の人というのは嬉しいものである。
そのような人が同期にいたことを心強く思った。

 

その後、婦長が病棟を案内してまわり、色々な説明をしてくれた。
しかし、どうしてもここが自分の職場だという実感がわかない。
なぜか体は病棟にいるのだが、頭がついてこないのである。
なんだか遠くから見ているような感じ。
「やばい、こんなことでいいのか」と自分を叱咤激励するが、その感覚は取れなかった。

 

看護学校を卒業し、すぐに病院に就職せず保健師の学校に行ってしまったのもいけなかったのかもしれない。
保健師の勉強は、看護師の勉強とは全く別のものなのだ。
1年間保健師の勉強をしているうちに、病院とはどういうところか、看護師の仕事とはどういうものなのかをすっかり忘れてしまったかのようであった。
この後働いてみてわかったのだが、看護師としての知識も、すっかり看護学校に忘れてきてしまったことが発覚した(おいおい・・・)。

 

こうして私の病棟看護師としての生活は始まったのだが、この初日の危うい感覚の通り、私の病棟での生活はまさに前途多難なものだった・・・。

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